2025年12月9日(火)に、セブン-イレブン、イトーヨーカドー、ヨーク、ヨークベニマルなどで発売されたクリエイティブブリューの特別版。と勝手に呼んでいる。
スパイスに小麦麦芽——ヱビスらしからぬ実験ビール、それがWHITE SUNだ。
限定発売という“希少性”と、攻めのレシピに、最初は「それってどうなの?」と正直懐疑的だった。
でも、実際に飲んでみたら、この冬限定の一本、たしかにクセになる。
冷たい外気と暖房の効いた部屋で、ちょっと背伸びして楽しみたくなる。
そんな始まりの一口。

一旦本編はこの前のJAZZYで10弾になったので特別版ってとこか。

うむ。クリエイティブブリューをコンビニ限定にするとは思わなかった。
これからもコンビニ限定にするようになったらちょっと痛い。
価格がどうしても高くなるからな。
今回のWHITE SUNも350mlで299円、500mlで約400円・・・
ヱビスクリエイティブブリュー WHITE SUNの商品情報
| 画像 | ![]() | |
| 商品名 | ヱビスクリエイティブブリュー WHITE SUN | |
| 発売日 | 2025年12月9日(火) | |
| 品目 | 生ビール(非熱処理) | |
| 原材料 | 麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))(大麦麦芽、小麦麦芽)、ホップ、 コリアンダーシード | |
| 内容量 | 350ml | |
| アルコール度数 | 5.5% | |
| 純アルコール量(350mlあたり) | 15.4g | |
| 成分 100mlあたり | エネルギー | 46kcal |
| たんぱく質 | 0.5g | |
| 脂質 | 0g | |
| 炭水化物 | 3.4g | |
| 糖質 | 3.3g | |
| 食物繊維 | 0~0.2g | |
| 食塩相当量 | 0g | |
| プリン体 | 約11mg | |
| 缶の形状 | ツルツル | |
| 購入したお店 | 兵庫県内のセブンイレブン | |
| 値段 | 350ml 299円(税込) 500ml 394円(税込) | |
①コリアンダーシード
■フレッシュな柑橘の香りが生まれる
コリアンダーシード(粉ではなく“種”)には
・オレンジピールのような柑橘感
・レモングラスのような爽やかさ
・ハーブ系の清涼感
があり、ビールに加えると ふわっとしたシトラスの香りが立つ。
■スパイシーさ(白胡椒系)が微かに加わる
コリアンダーシードにはほんのり白胡椒にも似たスパイス感があり、ビールの香りに奥行き・立体感を与える。
②小麦麦芽
小麦はタンパク質が多く、泡立ちも細かくクリーミー。そのため、優しい口当たり・まろっとした飲み心地が生まれる。大麦のような“ザ・ビール”の苦味やキレとは、かなり違う方向性。
加えて、泡が細かく、長持ちする。飲んだグラスが泡の跡(レース)がきれいに残りやすいのも特徴。
ビールの見た目の華やかさにも貢献する。
クリエイティブブリューのシリーズ
CREATIVE BREWとは、ヱビスが130年以上にわたって培ってきた技術と知見を活かしながら、これまでのビール概念にとらわれない新たなビールのおいしさや楽しさに挑戦していくヱビスの姿勢を象徴する新ライン。
「CREATIVE BREW」シリーズは以下の通り。
ヱビスクリエイティブブリュー WHITE SUNの実飲レビュー
今年はコリアンダーシードを使ったビールをよく飲んだなと思いつつ、プルトップを開栓する。
冬の澄んだ空にキラキラと輝く太陽の清々しさをゴールドとシルバーのパターンで表現された、冬の透明感を印象づけるパッケージデザインが非常に印象的だ。







色・見た目
淡めの金色で、かなりクリア。グラスに注ぐと指先の指紋まで識別できるほど透明で、まるで「水」に近い。
普通のラガーや濃色のエールを想像すると肩透かしを食らうくらい軽やかで、パッと見のインパクトは弱い。
けど、その“軽さ”がこのビールの狙いだろう。
冬ビールらしい重厚感や濃さではなく、「澄んだ陽だまり」のような軽やかさ。
だからこそ、後味や香りで差をつけてくる設計だと感じる。
泡立ち
注いだ直後、きめ細かくクリーミーな泡がそこそこ立ち上がる。
立ち上がりは良好、そして泡の保持性も高く、しばらく泡の層が残る。
爆発的なモコモコ泡ではないが、バランスとしては悪くない。
泡だけで「ビール飲んでる感」はキープされており、見た目のチープさを感じさせない安定感。
ただし、泡の密度や厚みに関しては極端に優れているわけでもなく、「普通のビールより少し丁寧」くらいの印象だ。
香り
グラスを鼻に近づけた瞬間、まずは柑橘系で軽やかなアロマ。
ホップの青っぽさというより、どこかスパイスと小麦由来のやさしげな甘さが先行する。
スパイシーさは強くはなく、「あ、コリアンダーがいるな」という程度のほのかな香り。
華やかさや芳醇さではなく、「透明感と清涼感」で勝負している印象だ。
香りだけ聞いたら“ホワイトビール系”か“スパイスビール”と間違えそうなニュアンス。
ぬるめの室内で飲むと、この香りがじんわり鼻をくすぐって悪くない。
味


口に含んだ瞬間、酸味がじんわり広がる。ただし苦味は抑えられていて、「グワッ!」とくる重みはない。
そこから少し遅れて、スパイス特有の軽い香辛料感がほのかに炸裂。
苦味というより「スパイスの余韻」として感じる。
全体に軽やかで、従来のヱビスや一般的なビールのような麦芽ゴリ押しのコクは皆無。
むしろ「ビールとスパイスの間を揺らぐカクテルビール」みたいな味わい。
嫌な雑味はなく、口の中でスッと消えていく心地よさがある。
後味・余韻
飲み終わったあと、甘みと香ばしさ、それに微かに残るスパイスの余韻が心地よく残る。
ビールらしい「炭酸の余韻」ではなく、どちらかというと“香りの余波”。
透明な後味で重さは皆無。それでいて後味がスッキリ消えず、ほんのりと残るのが不思議。
冬の静かな夜、暖かい部屋でじんわり味わいたくなる。
重みはないが、存在感はしっかり。
ヱビスらしい重厚ビールとは真逆のアプローチだが、これが狙いなら成功だと思う。
ヱビスクリエイティブブリュー WHITE SUNの口コミ・評判
このWHITE SUN、発売直後から「冬にぴったり」「ホワイトビールみたい」「スパイスがいいアクセント」「普通のヱビスとは別物」といった声で話題に。

冬の夜、暖房の効いた部屋で飲むと最高。透明感あるのにコクもあってクセになる

重くないのに、普通のビールより味に深みがあって驚いた

ホップ臭さが苦手な人でもいける。ビールらしくないビール、という新ジャンル

色は澄んだ金色、泡は丁寧、香りはスパイス寄り、味は軽くてスッキリだけどコクがしっかり、余韻は爽やか――このヱビス、正直日本人がイメージする「ビールとして」は邪道。だけどそれを承知で、「冬の夜のカクテル」としてならアリ。クセが強くても許せるなら、この透明感あるビールはクセになるかも。
ヱビスクリエイティブブリュー WHITE SUNがおすすめの人やシーン

まとめ:冬の宵に灯る“スパイスの光”としてのWHITE SUN

ヱビス クリエイティブブリュー WHITE SUNは、伝統から一歩離れて“冬の香り”を瓶詰めしたようなビールだ。
普通のビールを求める人には肩すかしかもしれないが、「軽さ・香り・余韻」を重視する人にはたまらない。
重くないからこそ飲みやすい、けどしっかり存在感のある冬限定の一杯。
年に一度の“実験ビール”、試す価値は十分ある。


















