パッケージがまず洒落てる。
イラストレーターmanikoのイラスト。
エモい。
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それだけで手に取りたくなる若者も多いだろうが、問題は中身。
ホワイトエールらしからぬ酸味が先行し、ああ、こう来たかと唸る味構成。
軽いけど浅くない、優しいけど印象は強い。
これは、気怠い午後にひとりで飲むビールとしては、かなり完成度が高い。

お前好みのデザインが続くビールレビューだな。

うむ。
たまらなく好きだ。
こういう特長のあるビールが好きなんだよ。
フォントの字体はこれまでの2つの方が抜け感があって好きだったけどね。
それだけが残念。別ブランドビールに見える・・・


サッポロ WITH BEER ホワイトエールの商品情報
商品名 | ![]() | ![]() | |
サッポロ WITH BEER ホワイトエール | サッポロ WITH BEER | ||
原材料 | 麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))(大麦麦芽、小麦麦芽)、ホップ、コリアンダーシード、オレンジピール | 麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))(大麦麦芽、小麦麦芽)、ホップ、コリアンダーシード、オレンジピール | |
アルコール度数 | 4.5% | 4.5% | |
純アルコール量 (350mlあたり) | 12.6g | 12.6g | |
成分 100mlあたり | エネルギー | 40kcal | 40kcal |
たんぱく質 | 0.5g | 0.5g | |
脂質 | 0g | 0g | |
炭水化物 | 3.3g | 3.3g | |
-糖質 | 3.1g | 3.1g | |
-食物繊維 | 0~0.3g | 0~0.3g | |
食塩相当量 | 0g | 0g | |
プリン体 | 8.2mg | – | |
缶の形状 | ツルツル | ツルツル | |
購入したお店 | 兵庫県内の業務スーパー | AEON FOOD STYLE | |
購入した値段 | 後日記載 | 206円(税込) |
これからのビールを”もっと自由で楽しいお酒”へと進化させたい。
そんな想いから、中央大学の現役大学生(20歳以上)や若手社員と共創しながら
商品開発を行うプロジェクトが立ち上がり、開発されたビールブランドです。
サッポロ WITH BEER ホワイトエールの実飲レビュー
見た目は繊細、香りは華やか、でも味は…
とくれば、「お洒落ビール」だと軽く見たくなる。
だがこのホワイトエール、予想外の酸味と構成力でしっかり印象を残してくる。
優しさに見せかけた小悪魔的なトーンが、むしろクセになる。
「飲みやすさ」と「平坦さ」を履き違えていないのが好印象。
さすがはサッポロ、という仕上がりだ。







色・見た目
まず目に入るのは、その透き通った淡い金色。
ホワイトエールという名にしてはややクリアすぎる感もあるが、指先がはっきり透けるレベルの透明感はかなり美しい。
ビールの色にありがちな“濁り”や“もっさり感”が皆無で、まるで炭酸水かと思うほど清廉。
夏の午後、窓際の光を反射させたグラスにこれを注ぐと、涼しげな見た目だけで一本飲めてしまいそう。
色でごまかさず、潔さで魅せてくるのがこの商品の強さでもある。
泡立ち
注いだ瞬間、繊細な泡が細やかに立ち上がる。
その姿はどこかシャンパンのようでもあり、高級感すら感じさせる。
ただ、泡の立ち方自体は主張しすぎず、あくまで自然体。
保持性も中程度で、時間が経つと薄くなっていくが、
グラスの縁にふわりと泡の跡が残るあたり、きちんと造られている印象を受ける。
決して派手ではないが、料理の邪魔をしない泡設計は好感が持てる。
ビール初心者にとっても「取っつきやすい泡」だと言えるだろう。
香り
ここがこのビールの勝負どころ。
まず、鼻に抜けるのはフルーティーな甘い香り。
コリアンダーシードとオレンジピールの余韻がしっかりと残り、華やかさだけでなく、どこかスパイス的な立体感もある。
さらに、ザーツホップの上品な香りが後からふわっと追いかけてくる。
この層の厚さは、軽さ重視の“若者向けビール”というラベルを裏切ってくる完成度。
香りでこれだけ「語れる」ビールは、意外と少ない。まさに香り勝負の一杯。
味


口に含んだ瞬間に来るのは、意外なほどの“酸味”。
ここ最近飲んできたアレやコレのホワイトエールといえば甘くて丸いイメージだったが、これは爽やかな酸味でまず舌を刺激してくる。
(アレやコレは正式にはホワイトエールではなくホワイトビールだったけど・・・)
そこからコリアンダーとオレンジの甘みがじんわりと広がり、エスニックな余韻を残していく。
ボディは軽めだが、味の輪郭はハッキリしており、個性を曖昧にぼかすような中途半端さがない。
「こういう味です」とビールが自信を持って主張してくる。
これ、若年層だけじゃなくビール中級者も唸る。


後味・余韻
苦味はほぼ皆無。
これは明らかに意図的で、“苦味=ビール”という固定観念を崩しにきている。
後味は驚くほどまろやかで、甘味と酸味がゆるやかにフェードアウトする。
余韻には多層感があり、雑味がなく、アルコール感も前に出すぎない。
休日の午後、音楽を聴きながら飲むのが一番似合うタイプの後味だ。
しかもこのパッケージ。
manikoのイラストに癒されながら飲むと、味とビジュアルがリンクして“体験”として記憶に残る。


サッポロ WITH BEER ホワイトエールの口コミ・評判
「香りが良くて飲みやすい」「パケ買いしたけど味も良かった」という肯定的な声が多い印象。

ホワイトエールとしては香りも強めで好み。缶が可愛いのもポイント高い

WITH BEERって軽い味ばっかりかと思ってたけど、これ普通にうまい

もうちょっと甘み寄りだと嬉しかった。酸味が苦手な人には向かないかも

透き通る色ときめ細かな泡、華やかな香りと酸味のインパクト、まろやかな余韻が一体となり、“飲みやすいけど没個性じゃない”をしっかり体現した意欲作だと思います。
サッポロ WITH BEER ホワイトエールがおすすめの人やシーン

まとめ:酸味と香りで差別化した、気怠い午後のビール

WITH BEER ホワイトエールは、軽やかに見えて内面はしっかり主張する“ギャップ系ビール”。
酸味で舌を驚かせ、香りで落ち着かせ、苦味をあえて排除して飲みやすさを徹底。
よくある中途半端な“若者向けビール”とは一線を画している。
パッケージのセンスだけで終わらず、味でも爪痕を残してくるあたり、サッポロの本気が見える。
休日の昼下がり、BGMと一緒にじっくり味わいたい一杯。

