復刻ってだけで構えてしまうが、これは思った以上に「攻めてきてる」。
軽そうな見た目からの、香ばしさとホワイトビールのような優しさのダブルパンチ。
副原料入りとは思えない麦の主張があり、飲みごたえもキレもなかなかの実力派。
ファミマ限定にするには惜しい完成度で、「あれ、これ定番化してもいいのでは?」と思わずにいられなかった。

なかなかのお味だったようだな。
ホワイトビールのような優しさもありってか。

うむ。副原料の懸念はあったけど想像以上に美味しかった。
サッポロ北海道生ビールの商品情報
画像 | ![]() | |
商品名 | 北海道生ビール | |
品目 | 生ビール | |
原材料 | 麦芽(国内製造、外国製造)、ホップ、米、コーン、スターチ | |
内容量 | 350ml | |
アルコール度数 | 5.5% | |
純アルコール量(350mlあたり) | 15.4g | |
成分 100mlあたり | エネルギー | 44kcal |
たんぱく質 | 0.4g | |
脂質 | 0g | |
炭水化物 | 3.1g | |
糖質 | 3.0g | |
食物繊維 | 0~0.1g | |
食塩相当量 | 0g | |
プリン体 | 約8.4mg | |
缶の形状 | ツルツル | |
購入したお店 | 兵庫県内のファミリーマート | |
値段 | 350ml 税込237円、500ml 税込311円 |
誕生の歴史
- 初登場は1990年代
「サッポロ北海道生ビール」は1990年に発売され、当時多くのファンに親しまれた商品です。北海道産の大麦麦芽とホップを使用し、北海道の自然が育んだうまみを活かしたビールとして人気を集めました。 - 2025年 復刻発売
2025年7月8日、ファミリーマート限定・数量限定で「サッポロ北海道生ビール」が復刻発売されました。これは、2024年から始まった復刻ビールシリーズの第2弾で、1990年代の味わいを忠実に再現しています。パッケージも1995年発売時のデザインをベースに、現代風にアレンジされています。
特徴
- 北海道産原料へのこだわり
北海道産の大麦麦芽とホップを贅沢に使用し、素材のうまみを最大限に引き出しています。北海道の大自然が育んだ原料による、豊かな味わいが特徴です。 - 氷点下熟成製法
雑味のないすっきりとした後味を実現するため、「氷点下熟成」という特殊な製法を採用。0℃以下で熟成させることで、クリアで爽快な飲み口に仕上げています。 - 味わいの特徴
・麦芽のうまみとホップの香りがバランスよく感じられる
・夏の北海道をイメージした爽やかな飲み心地
・アルコール度数は5.5%で、しっかりとした飲みごたえも楽しめます。 - 限定感とノスタルジー
1990年代に愛された味わいを現代に再現し、当時を知る人には懐かしさを、新しい世代には新鮮さを感じさせるビールです。
サッポロ北海道生ビールの実飲レビュー
パッと見は普通のラガー。
でも、注いで嗅いで飲んでみれば印象は一変。
これは“北海道”の名に恥じない香ばしさと厚みを持った本格派。
副原料入りとは思えないほど麦芽の存在感が強く、クラシカルでありながら今の感覚にもマッチする。
軽く見てたら思わぬカウンターを食らう、そんな一杯だった。







色・見た目
見た目はあくまで正統派。
やや薄めの黄金色で、指先が透けて見えるほどの透明度を持つ。
濁りも癖も一切ない、これぞラガーという王道の色合い。
派手さはないが、その落ち着いた佇まいが逆に信頼感を醸し出している。
強めの個性を持つIPAなどと違って、見た目に驚きはない。
だが、グラスに注がれた瞬間に「これは本気のやつかもしれない」と思わせるだけの気配がある。
いわゆる“飲む前に伝わってくる安心感”を備えた色味だ。
泡立ち
注ぎ始めると、滑らかな泡がゆっくりと立ち上がる。
その泡はきめ細かく、クリーミーで非常に柔らかい。
保持性もまずまずで、飲み始めてしばらくは表面をふんわりと覆っている。
グラスの縁には綺麗な泡の跡が残り、つい見とれてしまうほど美しい。
派手すぎず控えめすぎず、よく訓練された泡といった印象。
さすが老舗の技術といったところか。
香り
麦芽の芳ばしさが、グラスに顔を近づけた瞬間から立ち上る。
副原料入りとは思えないほどしっかりとしたモルトの香りがあり、甘やかで香ばしく、飲む前から期待を裏切らない。
“生ビールらしい香り”というよりは、少しクラフト寄りの奥行きを感じさせるアロマ構成。
シンプルながら、飽きのこない香りで、「香りで選ぶ」という選択肢すら提示してくれるレベル。
軽さの中にも質の高さを感じさせる、非常に印象深い香りだ。
味


ファーストアタックから麦芽の旨みと苦味がしっかりと伝わる。
口に含んだ瞬間、「これ、ちゃんと作ってるやつだ」とわかるレベルの飲みごたえ。
ホワイトビール的なやさしさも感じられゴクゴク飲みやすく、不思議な二面性がある。
副原料入りにありがちな味のぼやけがまったくなく、キレとコクのバランスが非常に良い。
のど越しも抜群で、満足感は想像以上。
軽めの飲みやすいビールではあるけれど、いい意味で裏切られる本気の一杯だ。
後味・余韻
後味は非常にすっきりしているが、そこに微かに残る苦味とコクがしっかり存在感を放つ。
副原料が入っているため後味の違和感があるのかと思いきや、甘ったるさもないのが驚き。
どっしり構えた重さではなく、スッと切れていく中にもしっかりとした輪郭を持った余韻が残る。
音楽を聴きながら、あるいは何かをつまみながら…どんなシーンにもフィットする。
ファミマ限定にしておくのがもったいない、そんな完成度の高さ。


サッポロ北海道生ビールの口コミ・評判
高評価が多く、味の満足感に驚いたという意見が目立つ。

正直、期待してなかったけどこれはうまい。苦味も香ばしさもドンピシャ

副原料入りってわかってて飲んでも、なんでこんなに美味しいのってなる

限定って言わずに、ずっと置いてくれ。ファミマ行く理由がこれになってる

透明感ある色と繊細な泡、しっかり香ばしい麦芽の香りと力強い味、余韻の苦味とキレがバランスよく重なり、コンビニビールとは思えない完成度だと思います。夏にピッタリのゴクゴク飲める美味しいビール。常時販売して欲しい。
サッポロ北海道生ビールがおすすめの人やシーン

まとめ:麦芽の旨みで押し切る、限定にするには惜しい復刻ビール

サッポロ 北海道生ビールは、香ばしい麦芽の主張とすっきりした後味が同居する、バランス感覚に優れた復刻ビール。
副原料が入っているとは思えない芯の通った味わいで、泡、香り、キレ、すべての要素が整っている。
コンビニで気軽に買える価格帯でここまで完成度の高いビールは稀であり、もはや「限定」という枠に収まる器ではない。
缶のデザインと味の誠実さが一致した、夏の定番にしてほしい逸品。