今回はある会員のポイントが貯まったので
日本酒飲み比べセットを注文してみました。
ようやくその日本酒飲み比べセットが届いたので飲んでみたいと思います。
気になる銘柄がある方はぜひチェックしてみてください。
今回の銘柄は以下の5つです。
- 純米大吟醸 高砂(富士高砂酒造株式会社/静岡県)
- 大吟醸 銀盤(銀盤酒造株式会社/富山県
- 大吟醸 千代菊(千代菊株式会社/岐阜県)
- 大吟醸 男山(盛田株式会社/愛知県)
- 純米大吟醸 阿櫻(阿櫻酒造株式会社/秋田県)
日本酒の紹介って初めてだな
色々紹介しすぎると追いつかないので(笑)
大吟醸と純米大吟醸の違い
その前に、大吟醸と純米大吟醸の違いを見てみます。
実際詳しく説明できる人はプロでもない限り少ないと思います。
(1)原料米の精白度
-
- 大吟醸:原料米の精白度が50%以下が一般的。
- 純米大吟醸:原料米の精白度が50%以下が一般的ですが、
純米酒のため、特定の精米歩合が定められているわけではありません。
(2)使用される原料
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- 大吟醸:高品質な山田錦や雄町などの酒造好適米が使用されるのが一般的です。
- 純米大吟醸:大吟醸と同様に高品質な酒造好適米が使用されますが、
純米酒のため、特定の酒造好適米に限定されるわけではありません。(比較的自由?)
(3)醸造プロセス
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- 大吟醸:原料米をより精白し、より繊細な香りと味わいを引き出すために、
丹念に醸造されること一般的です。 - 純米大吟醸:大吟醸と同様に丹念に醸造されますが、
純米酒のため、酒造りの手法に特有の違いがあり、醸造会社によって違いが発生します。
- 大吟醸:原料米をより精白し、より繊細な香りと味わいを引き出すために、
(4)香りや味わい
-
- 大吟醸:上品で華やかな香りがするのが特徴。また、繊細でスッキリとした味わいも楽しめる。
- 純米大吟醸:大吟醸と同様に上品な香りや味わいを持ちますが、
その特性は醸造所や製造方法によって異なります。(醸造会社の色が顕著に出る部分)
(5)価格
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- 大吟醸:高品質な原料や繊細な醸造プロセスが必要なため、高価な傾向。
- 純米大吟醸:大吟醸と同様に高品質な原料が使用されますが、
一般的には大吟醸よりも価格が抑えられる場合があります。
日本酒5種類の紹介
大吟醸と純米大吟醸の違いがわかったところで、
日本酒5種類の比較に移ります。
銘柄・度数・原材料名・精米歩合表
品種 | 名称 | 度数 | 原材料名 | 精米歩合 | 醸造会社 |
純米大吟醸 | 高砂 | 15度 |
米(国産) |
50% | 富士高砂酒造株式会社/静岡県 |
大吟醸 | 銀盤 | 15度 |
米(国産) |
45% | 銀盤酒造株式会社/富山県 |
大吟醸 | 千代菊 | 15度 |
米(国産) |
50% | 千代菊株式会社/岐阜県 |
大吟醸 | 男山 |
14度以上15度未満 |
米(国産) |
50% | 盛田株式会社/愛知県 |
純米大吟醸 | 阿櫻 | 16度 |
米(国産) |
50% | 阿櫻酒造株式会社/秋田県 |
純米大吟醸 高砂
★香り
香りは強め
★味
個人的には一番味の特徴がありませんでした。
美味しいことは美味しいのですが、一般的な日本酒からは抜け出せなかった印象。
他の4つが個性的だったためか、甘味も普通。辛口度合いも普通といった感想です。
大吟醸 銀盤
★香り
5つの中では普通ぐらい
★味
ふくよかさよりも、キリッと辛めの味で、スッと体に染み渡る感じです。
今回の5つの中で一番辛口の日本酒を感じた銘柄です。
大吟醸 千代菊
★香り
豊かな米の強い香りがします。
★味
スッキリ感抜群。銀盤よりも、レベルの高い爽快感です。
まったり感はほとんどありません。スッと消えていく軽めのキレがあります。
飲みやすさがあり、日本酒未経験の方にもおすすめです。
大吟醸 男山
★香り
非常に強め、濃厚な米の香りがします。
★味
ものすごく甘いです。他の4つとは明らかに違う呑み口。
重い感じもなくとても飲みやすく美味しいです。
ふくよかさもあり軽さも味わえる個人的に今回のNo.1です。
キリッと感はありませんが、スッと喉を通る感じ。
未経験者に特におすすめしたい銘柄です。
純米大吟醸 阿櫻
★香り
比較的強め。
★味
どっしりした味で濃厚。非常に甘さが際立っていて、キリッと感はありません。
全体的にまろやかでふくよかな重みがあります。
男山と甲乙つけがたい銘柄でした。
純米大吟醸・大吟醸日本酒飲み比べのまとめ
ここまで日本酒の飲み比べを行ってきましたがいかがでしたでしょうか。
最後に味の比較をまとめます。
- 辛口を求めるなら・・・(1)銀盤(2)千代菊(3)高砂
- 甘口を求めるなら・・・(1)男山(2)阿櫻(3)高砂
- 未経験におすすめ・・・(1)男山(2)千代菊(3)阿櫻
- 個人的な総合順位・・・(1)男山(2)阿櫻(3)千代菊(4)銀盤(5)高砂
といった具合になります。
5位の高砂も悪いわけではなく、他の5つが特徴がありすぎて埋もれてしまった感じです。
これはあくまでHオカの感想なので、飲む人が変われば当然順位も変わると思います。
日本酒は、銘柄によって特徴がそれぞれ違うお酒です。
常温や冷酒、熱燗などでも、その香りや味が全く違ってきます。
日本酒には色々な飲み方があるのも楽しいですよね。
この記事を読んで頂いた方もぜひ、自分に合う日本酒を見つけてみてください。
それではまた、次の記事で。