最終更新:2025-6-23|【丹後王国ブルワリービールアンバーエールレビュー】スモーキーでトロ甘、ただ者じゃない地ビール

【丹後王国ブルワリービールアンバーエールレビュー】スモーキーでトロ甘、ただ者じゃない地ビール


このビール、ひと目見た瞬間から只者じゃない雰囲気を放っていた。
濁った銅色、立ちのぼるモルト香、そして口に広がる甘さのパンチ。
どこか懐かしいのに、重厚で攻撃的。
さあ、どこまで舌を楽しませてくれるのか、じっくり味わってみた。

お酒たち
お酒たち

パッケージの可愛らしさで人気の丹後王国ビールだな。

Hオカ
Hオカ

そうそう。
色々なお姫様が描かれているパッケージデザインがいいね。
アンバーエールは浦島太郎で有名な乙姫だ。

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丹後王国ビールアンバーエールの商品情報

商品名
丹後王国ビールアンバーエール
原材料麦芽(ドイツ製造)、ホップ
アルコール度数5.0%
純アルコール量
(350mlあたり)
成分
100mlあたり
エネルギー16kcal
たんぱく質0.5g
脂質0.1g未満
炭水化物3.5g
 -糖質3.3g
 -食物繊維0.2g
食塩相当量0.02g
プリン体
缶の形状
購入したお店兵庫県内のグランマルシェ
購入した値段

丹後王国ブルワリーは、京都府京丹後市の道の駅「丹後王国 食のみやこ」内にある地ビール醸造所。
地元の水と厳選素材にこだわり、ピルスナーやヴァイツェン、アンバーエールなど多様なクラフトビールを展開している。
観光地としての施設も併設されており、飲食やお土産と共に地ビールを楽しめる地域密着型のブルワリーである。

OFFICIAL WEB SITE

丹後王国ビールアンバーエールの実飲レビュー

グラスに注いだ瞬間から、ただならぬ濃厚さが視覚に訴えかけてくる。
香りを嗅ぐ前から、これは一筋縄ではいかないぞと覚悟を決めたくなる。
アンバーエールの中でも、ここまで個性が全開なのは珍しい。
色、香り、味、そのすべてに期待と警戒が入り混じる。

色・見た目


このビール、色味からして明らかに異常。
濃厚な銅色というより、もう“液体の金属”と言った方が正確かもしれない。

光にかざしても指の輪郭すら透けないレベルの濁り具合。
透明感などという甘ったるい言葉は一切通用しない。

この不透明な液体が、口の中でどんなインパクトをもたらすのか、ビール好きなら誰でもゾクッとするに違いない。
色だけでここまで惹きつけるとは、やりすぎなほど攻めてきている。

泡立ち

泡に関して言えば、派手さはない。
きめ細かさはあるものの、勢いのある立ち上がりではなく、どこか控えめに湧き上がる印象。

泡の層も薄く、あっという間に消えていく。
保持力は低めで、少し寂しさを感じるかもしれない。

ただそのぶん、液体の濃厚さがより前面に出てくる設計にも思える。
泡で誤魔化さず、あえて“ビールそのもの”で勝負してきたようなストイックさがある。
泡好きには物足りないが、液体勝負の猛者には響く仕様だ。

香り

ひと嗅ぎで、「これはカラメルの塊か?」と思うほど強烈な香りが鼻腔を直撃する。

甘く重たく、しかも奥行きがある。
カラメル系のモルト香に、ほんのり焦げたようなトーンが混ざり、トロリとした質感まで感じさせるアロマだ。

香りの段階で既に飲みごたえを予感させる濃度。
鼻を近づけた瞬間に「軽やかさ」を捨てる覚悟が必要になる。
香りに包囲されて、逃げ場を失う──
そんな圧を持った濃密香である。

味わいの第一印象は、「甘っ!」だが、嫌なベタつきはない。
むしろ上品にまとまった甘さで、酸味や苦味は控えめ。

カラメルのような芳醇な甘みが広がり、モルトのコクと絡み合って重厚な世界観を演出。
ひと口で満足感を得られるほどの濃さがあり、安易にグビグビ飲ませない圧力もある。

飲みごたえという点ではピカイチで、軽めのアンバーエールとは明確に一線を画す存在。
甘党ビール好きなら確実にハマるはず。

後味・余韻

飲み終えた瞬間の感想は、「え、後味これだけ?」という驚き。
あれほど濃厚だったのに、喉を抜けるときには意外にもスッと消えていく。

ただ、完全に消えたわけではなく、口の中にはほんのりとした甘さと、焦げたモルトの余韻がじわりと残る。
このバランスが絶妙。あえて“しつこさ”を抑えることで、もう一口を誘う設計にしている。

重さと軽さの切り替えが見事で、スモーキーな余韻が最後に品格を添える。
油断するとクセになる後味だ。

丹後王国ビールアンバーエールの口コミ・評判


口コミを見る限り、このビールはかなり“通好み”。
その濃厚さとモルト香の強さに感動する声が多い一方、「甘すぎる」と感じた人もちらほら。
軽やかさを求める人には刺さらないが、重厚系ビールを求めている人にとっては大当たりといえる。

まるで液体カラメル。甘みがとにかく濃くて、デザート代わりに飲めるレベル

見た目で驚いて、香りでうなって、味でハマった。アンバー系で一番好きかも

重めのビールが苦手な自分にはちょっとしんどい。
軽めが好きな人には不向きだな。

Hオカ
Hオカ

色の濁りと泡の控えめさが液体そのものの存在感を引き立て、カラメル香と甘みが重厚に広がりつつも後味は意外と軽やか。強烈な個性を放ちつつも完成度の高い一杯。他のアンバーエールとは系統が違う感じ。リピートしようと思わせてくれたビールです。

丹後王国ビールアンバーエールがおすすめの人やシーン

OKのジェスチャー
  • カラメル系モルトの強いビールが好きな人
  • 濃厚な味わいをじっくり楽しみたい玄人志向の人
  • 軽いビールじゃ物足りない、というヘビー系志向の人
  • 食後にちょっと贅沢な一杯を楽しみたい甘党ビール好き

まとめ:甘党殺しの濃厚モルト爆弾

このビール、甘党ビールマニアにとってはまさに“ご褒美”レベルの一杯。
色はドロッと濁り、香りは焦がしカラメル、味は上品でいて満足感のある濃厚な甘さ。
後味のスモーキー感とキレも計算されたように絶妙で、ただ重いだけじゃない構成力が光る。
軽やかなビールを求める人には真逆の存在だが、“飲むデザート”を探しているなら一度は体験すべき逸品。

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