2022年、ヤッホーブルーイングが10年ぶりに世に出した新しいレギュラー製品。
「裏通りのドンダバダ」は名前こそユニークですが、中身は想像以上にしっかりとしたクラフトビール。
甘み、酸味、苦味、そして個性的な香り。どれもバランスよく、飽きずに飲めるのが魅力です。

結構、香りが強かったみたいだな。

そうそう。
モザイクホップのような複雑で柑橘系充満の香り。
これくらい強いアロマは久しぶりでした。
裏通りのドンダバダの商品情報
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裏通りのドンダバダ(2022年発売) ※2012年に発売した「水曜日のネコ」以来となる10年ぶりの全国向けレギュラー製品 | ||
原材料 | 麦芽(外国製造・国内製造(5%未満))、ホップ、糖類 | |
アルコール度数 | 6.0% | |
純アルコール量 (350mlあたり) | – | |
成分 100mLあたり | エネルギー | – |
たんぱく質 | – | |
脂質 | – | |
炭水化物 | – | |
-糖質 | – | |
-食物繊維 | – | |
食塩相当量 | – | |
プリン体 | – | |
缶の形状 | ツルツル | |
購入したお店 | 兵庫県内 | |
購入した値段 | 350ml 後日追記 |
裏通りのドンダバダの実飲レビュー
香りの華やかさに注目が集まりがちですが、
実はアルコール6%で飲みごたえも十分。
甘さ、苦さ、酸味のバランスが心地よく、個性がありながらも飲みやすい一本です。

前回レビューしたインドの青鬼とは違った魅力がありました。







色・見た目
グレープフルーツの果汁を思わせるような濁りのある淡い黄色。
透明感はなく、グラスに注ぐとトロっとした印象を受けます。
見た目からすでに“クラフト感”が漂います。
泡立ち
泡は細かく立ちますが、立ち上がりはやや控えめ。
保持性もそれほど高くはありませんが、見た目や飲み口に支障があるレベルではなく、ビールの個性に合った泡立ちです。
香り
開栓直後から広がるトロピカルなアロマが特徴的。
パッションフルーツや柑橘系の果実を思わせるフルーティーな香りで、クラフトビールに不慣れな人にも“いい香り”と感じられる親しみやすさがあります。
オフィシャルサイトにはシャルドネ(白ワイン用のぶどう品種)のような香りということが書かれていましたが、複雑でトロピカルなモザイクホップの香りに感じました。
味


口に入れると、まず甘みがしっかりと広がり、
それに続いて酸味、そして後半に苦味がじんわり残る構成。
味の変化が楽しく、飲み進めるごとに印象が変わるのが面白いです。
モザイクホップのような印象もあり、フルーティー系ビールが好きな方にはぴったりの味わいです。
後味・余韻
前半のジューシーさに対して、後味は意外とすっきり。
ただし、苦味がしっかりと残るため、最後まで“ビール感”を味わえる余韻設計です。
飲み終えたあとも、甘みと苦味が交互に感じられ、満足感のある一本です。
アルコール度数6%も飲み応えを感じさせるエッセンスになっています。
裏通りのドンダバダの口コミ・評判
ネット上でも「香りがとても良い」「飲みごたえがある」といった好意的な口コミが多め。
ユニークなネーミングとは裏腹に、しっかりしたクラフトビールとして評価されています。

香りと甘さが印象的。でも飲んだあとはしっかりビール(Xより)

クラフト初心者にもすすめられるバランスの良さ(レビューサイト)

名前で敬遠してたけど、味は本格派(ECサイト)

名前や見た目のユニークさで誤解されがちですが、
実際に飲んでみると、味の構成と香りのバランスに非常に優れた完成度の高いビールだとわかります。
甘さ・酸味・苦味が順番に顔を出し、それぞれが主張しすぎないちょうど良い配分。
香りは結構強いですが、自然なトロピカルさで飲む人を選ばない印象です。
クラフト初心者はもちろん、ビール党も納得できるバランス型の一杯です。
裏通りのドンダバダがおすすめの人やシーン

まとめ:華やかな香りとジューシーな甘み。飲みごたえも兼ね備えた一本。

裏通りのドンダバダは、トロピカルアロマとバランスのとれた味わいが魅力の“親しみやすい個性派クラフト”。
しっかりと作り込まれた味設計が光ります。
「クラフトビールにチャレンジしたい」という人にはうってつけ。
名前に惑わされず、一度は試してほしい秀逸な一杯です。