「ORION 75BEER 島星シトラスエール」は、沖縄産タンカンと希少ホップを組み合わせた南国テイストのエール。
缶を開けた瞬間に夏を思わせる爽やかさが漂うが、その中身は“ビールらしさ”と“チューハイ感”の狭間で揺れ動く不思議な存在感。
今回はその実態を毒強めでレビューしていく。

タンカンの果汁が入っているビールも珍しいな。
さすが沖縄・オリオンだな。

うむ。
柑橘系のビールというより個人的にはチューハイみたいな印象。
とてもスッキリして飲みやすかった。
75BEER島星シトラスエールの商品情報
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商品名 | ORION 75BEER 島星シトラスエール | |
品目 | 生ビール | |
原材料 | 麦芽(外国製造)、ホップ、タンカン果汁 | |
内容量 | 350ml | |
アルコール度数 | 5.0% | |
純アルコール量(350mlあたり) | 14.0g | |
成分 350mlあたり | エネルギー | 45kcal |
たんぱく質 | 0.5g | |
脂質 | 0g | |
炭水化物 | 3.5g | |
糖質 | 3.5g | |
食物繊維 | 0〜0.4g | |
食塩相当量 | 0〜0.02g | |
プリン体 | – | |
瓶の形状 | ノーマル | |
購入したお店 | 兵庫県内の阪神百貨店 | |
値段 | 350ml 371円(税込) |
75BEER島星シトラスエールの実飲レビュー
南国を全面に押し出した「ORION 75BEER 島星シトラスエール」。
パッケージの爽やかさと「沖縄産タンカン使用」というコピーに期待して栓を開けたが、その実力はいかほどか。
ビールとして楽しめるのか、それとも単なる“柑橘風味の清涼飲料”で終わるのか。
ここからは実際に飲んで感じた色・泡立ち・香り・味・余韻をぶった斬ってレビューする。







色・見た目
グラスに注ぐと淡い黄金色で、見た目はビールらしいが透明度は低めで指先がかすかに透ける程度。
まるで“パインジュース”みたいな雰囲気で、第一印象からしてクラフト感よりライトさが勝っている。
色だけ見ればリッチなエールを想像させるが、注いだ瞬間に「これ、軽そうだな」という予感が漂う。
泡立ち
泡はきめ細かく立ち上がりは中程度、保持性は比較的高い。
泡の層がしっかり残るのは好印象だが、飲み進めるとややチープ感が出てしまう。
高級クラフトビールの泡立ちと比べると「ああ、まあこんなもんか」というレベル。
ただ、国産大手が作る泡としては十分及第点。
香り
意外なことにタンカン果汁感はほとんど香りに出ていない。
鼻を近づけると爽やかなホップアロマが立ち上がり、シトラス寄りの香り。
華やかさよりも軽快さを押し出したタイプで、飲む前に「チューハイっぽいかもな」と勘ぐらせる仕上がり。
ビールらしいモルト感はほぼ感じない。
味


口に含んでやっとタンカンの存在が姿を現す。
柑橘系の酸味と軽い甘みが広がり、確かに爽快だが、ビール党からすれば「これビールか?」と突っ込みたくなる。
ボディは薄めで、麦芽のコクよりもフルーツ感が勝っている。
度数が一般的な5%ということもあり、飲みやすいが、本格派エールと比べると物足りなさは否めない。
後味・余韻
飲み終えると軽い苦みと柑橘の余韻が残るが、すぐに消えていく印象。
悪く言えば“チューハイ的サッパリ感”、良く言えば“夏向けの軽快さ”。
グイグイ飲める爽やかさが魅力だが、コクや深みを求める人には肩透かし感もある。
それでも「暑い日に氷入りジョッキで飲んだら最高」というポテンシャルは秘めている。
75BEER島星シトラスエールの口コミ・評判
「ORION 75BEER 島星シトラスエール」はSNSでも話題に。
意見は賛否分かれるが、爽快さは評価されている。

爽やかで軽い!夏の昼にゴクゴク飲める感じ

思ったよりチューハイ寄りで、ビール感を求めてた人はガッカリするかも

沖縄感と特別感があって1回は試してよかった

チューハイ寄りの軽さにちょっと心配になったが、爽やかなタンカンとホップの相性は悪くない。結局、南国らしい清涼感に負けて「また夏に飲みたい」と思わせる不思議な1本。さすがはオリオンといったところか。
75BEER島星シトラスエールがおすすめの人やシーン

まとめ:チューハイ感をまとった南国エール

ORION 75BEER 島星シトラスエールは、正直「ビールらしさ」より「爽やか柑橘チューハイ感」が前に出すぎている。
クラフト感を期待すると肩透かしだろう。
でも、この軽さと爽快さは唯一無二。夏の沖縄気分を自宅で味わえる一杯としては十分魅力的だ。
毒舌を交えつつも、結局「暑い日にまた飲みたい」と思わせる不思議な完成度だった。