昨年も飲んだ秋味は、35年続く伝統を背負ったビール。
毎年「麦芽たっぷりで豊潤」と宣伝されるが、実際はどうなのか?
6%のアルコール度数と重厚さが売りだが、濃いだけで終わるのか、それとも飲み飽きない完成度を見せるのか。
長年の人気シリーズに、容赦なく切り込んでいく。

毎年秋の訪れを感じさせてくれるビールだな。

そうそう。
35年も続けてこれてるんだから長年のファンはいるってことよ。
車で言えば、トヨタのカムリ、スバルのレガシィ・・・
って全部生産終了になってしまったなぁ・・・
秋味は100年目指して欲しいね。
キリン 秋味2025の商品情報
画像 | ![]() | |
商品名 | 秋味2025 | |
品目 | ビール | |
原材料 | 麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、米、コーン、スターチ | |
内容量 | 350ml | |
アルコール度数 | 6.0% | |
純アルコール量(350mlあたり) | 16.8g | |
成分 100mlあたり | エネルギー | 48kcal |
たんぱく質 | 0.5g | |
脂質 | 0g | |
炭水化物 | 3.3g | |
糖質 | 3.2g | |
食物繊維 | 0〜0.2g | |
食塩相当量 | 0~0.02g | |
プリン体 | 9.8mg | |
缶の形状 | ツルツル | |
購入したお店 | – | |
値段 | – |
豊かで飲みやすい味を目指して、キリンラガービール、1.3倍の麦芽量が含まれています。
キリン 秋味2025の実飲レビュー
「秋味」と聞けば、ビール好きなら一度は手に取ったことがあるはず。
だが“毎年同じ顔ぶれ”の安心感と、“特別感のなさ”は紙一重。
特に今回はパッケージデザインはチェックした感じ、同じ・・・
🔻これまでのデザインが気になる方は特設サイトをチェック(35年分載ってます)
https://www.kirin.co.jp/alcohol/beer/akiaji/
今年の秋味2025は果たしてマンネリなのか、それとも35年目にして新たな完成度を見せるのか。
濃厚な麦芽1.3倍の実力を、五感で徹底検証する。







色・見た目
黄金色の液体は「ラガービールの王道」という表現がピッタリ。
派手さはないが、グラスに注いだ時の光沢は美しい。
ただし透明度が高すぎて、麦芽1.3倍の濃厚さをアピールしている割に「意外と普通じゃね?」と感じる部分もある。
色合いだけで豊潤さを期待するのは早計だが、見た目の安心感は確かにある。
泡立ち
泡の立ち上がりは中程度で「これぞラガー」という平均点。
きめ細かさはあるが保持性は弱めで、時間が経つとすぐ消える。
豪快に飲む分には問題ないが、クリーミーさを求める人には肩透かし感は否めない。
しかし、泡からは、麦芽の香ばしさが感じられ、ビールの味わいを感じることができる。
香り
モルトの濃厚な香りが立ち上がり、鼻にしっかり届く。
ラガービール特有の「麦芽の懐かしい匂い」に加え、秋の夕暮れを思わせる重厚感がある。
香ばしい路線に全振り。香りだけで「今年も秋が来たな」と感じさせる。
新鮮味は薄いものの、毎年の定番感が良い方向に働き安心感がある。
味


口に含むと、麦芽の苦みとコクがドンと広がる。
酸味も混じり合い、確かに「麦芽1.3倍」は伊達じゃない。
ただし飲み始めはインパクトがあるが、繊細さや変化は感じにくい。
6%のアルコールも相まって「力業のビール」という印象。
繊細なクラフトビールを求める人には野暮ったいかもしれないが、どっぷりビールに浸りたい層にはむしろ好都合。
美味しく飲める。これも安心材料だ。
後味・余韻
しっかりとした苦味が最後まで残り、飲み応えを演出する。
スッキリ切れるわけではなく、ビールを飲んでる感がガツンと続くのが特徴。
濃厚さが後を引くので、一気飲みよりもじっくり味わうほうが合う。
飲み終えた時の満足感は高く、「秋味らしさ」を体現している。
長寿シリーズとしての面目は保っている。売れる理由が確かにある。
キリン 秋味2025の口コミ・評判
「秋味2025」に寄せられた口コミを見ると、濃厚で力強い味わいを称賛する声が多い、昨年と同じという意見が混在している。長年の定番だからこその期待値が高いのも事実だ。

濃厚で飲みごたえ抜群。今年もこれを飲まないと秋が始まらない!

6%はやっぱり強い。秋口の定番

定番感が安心。だけど新しさはゼロ。変化を求める人には退屈かも。

レビューを見ていると、秋味の味をどうのこうのではなく、「秋味を見ると、そんな時期か!」という声が多かったです。それだけみんなに定着しているってことでしょう。秋刀魚といっしょに写真を撮っている人も多く、定番ビールになっている印象でした。
キリン 秋味2025がおすすめの人やシーン

まとめ:秋を感じる豪快ビール「キリン 秋味2025」

キリン 秋味2025は、毒を込めて言えば「濃厚さ頼みで繊細さに欠ける一本」。
しかし、それこそがこのシリーズの存在意義。
秋の夜長に豪快に飲めるビールとして、今年も期待を裏切らない。
新しさはなくとも、「秋の定番」としての完成度は揺るがない。
毎年の恒例行事として飲む価値は十分にある。