最終更新:2025-7-16|2025年酎ハイ・ハイボール新商品・新発売予定カレンダー

【キリン スプリングバレー 青のラガーレビュー】名前負けしない濃密感、青くはないが旨い



「青」と言われて想像するのは、清涼感や爽快さ。

ところがこのビール、良くも悪くもその期待を裏切ってくる。
見た目は綺麗、泡も文句なし、だが香りも味も想像以上に濃厚。
そのギャップに一瞬戸惑うが、飲み進めるうちに納得してくる。

これは“名は体を表さず”の典型。
ただし、名前を忘れて飲めばかなりの実力派だった。

お酒たち
お酒たち

青の爽快感はなかったってことか。

Hオカ
Hオカ

うむ。
それが決してマイナスじゃないけど、青のラガーって勝手に爽快感があるものだと思ってたけどしっかり濃厚、飲み応えたっぷりの味だった。
SPRING VALLEYの公式サイトマトリクス表示では、この青のラガーは「LIGHT BODY」「MILD BITTER」で分類されてたけど、個人的にはちょっと違ったな。美味しいからOKなんだけどね。

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スプリングバレー 青のラガーの商品情報

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画像
商品名スプリングバレー(SPRING VALLEY)
青のラガー
品目ビール
原材料麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ
【麦芽原産地】
製造地:北米、欧州、豪州、日本
大麦の原産地:北米、欧州、豪州、日本
【ホップ原産地】
原産地:ドイツ、チェコ、ニュージーランド
内容量350ml
アルコール度数5.5%
純アルコール量(350mlあたり)15.4g
成分
100mlあたり
エネルギー45kcal
たんぱく質0.6g
脂質0g
炭水化物2.9g
糖質2.8g
食物繊維0~0.2g
食塩相当量0~0.02g
プリン体約10.0mg
缶の形状ツルツル
購入したお店兵庫県内のやまや
値段350ml×6缶 税抜1,480円(税込1,628円)/1缶あたり約271円(税込)

スプリングバレー 青のラガーの実飲レビュー

“青のラガー”というネーミングを見たとき、多くの人が爽快で軽やかな味わいを連想するだろう。
(って私自身が思ってたわけだが。。。)

だが、グラスに注いだ瞬間からその幻想は打ち砕かれる。
色も香りも、そして味も、とにかく濃い。
その落差が逆にクセになるビール。
「軽さ」や「清涼感」だけが正義じゃないことを、しっかりと教えてくれる一杯だ。

色・見た目

注いだ瞬間にわかる、「これは青くない」という事実。
見た目は綺麗な黄金色だが、やや赤みを帯びた琥珀寄りの色合いで、通常のラガーと比べても濃厚さを感じさせる。

指先はしっかり透けて見えるものの、透明感というよりは“深み”が前面に出ている印象だ。
ラガーとはいえ、どこかエールビールのような重厚な色気すら感じるこのビジュアル。
青を期待した人には裏切りかもしれないが、色としては十分に魅力的な完成度を誇っている。

泡立ち

泡はきめ細かく、注ぎ始めた瞬間からなめらかに立ち上がる。
泡の膜はしっかりと形成され、保持性も良好。
表面にクリーミーな層がふんわりと残る様子は、丁寧に仕込まれたビールであることを物語っている。

時間が経ってもグラスの縁にはしっかりと泡の跡が残り、美しい外観を保つ点も高評価。
派手さはないが、飲む前から安心感を与えてくれる「質の高い泡」だ。
軽さではなく“整い”を感じる泡立ち設計が、ラベル詐欺を帳消しにしてくれる。

香り

香りは予想以上に濃厚。
モルトの甘やかさが中心に据えられており、華やかというよりは“ふくよか”という表現が似合う。

もう少し澄んだ爽やかさを期待していた人には、重たく感じられるかもしれない。

しかし香りの層は深く、しっかりと組み立てられている。
ニュージーランドのネルソンソーヴィンホップ由来のホップ感は控えめで、個人的にはカラメルのような香りが印象に残った。
良い意味で“ギャップのある香り”として成立しており、意外性がこのビールの武器にもなっている。

ひと口目から感じるのは、意外なほどの濃厚さ。
カラメルのようなモルトのコクと、控えめながらしっかりと主張する苦味が舌を包む。

どこが“青”なんだよと突っ込みたくなるほど重厚な味設計で、完全に「夏の爽快系」ではない。
だが、味そのものは非常に美味しく、まとまりも抜群。
飲みやすさとのバランスを保ちつつ、個性を引っ込めないあたり、SPRING VALLEYらしい完成度。
名前とのミスマッチすら、むしろ“狙ってる”と感じてしまう。

後味・余韻

余韻にはふわりとした甘みと香ばしさが残り、しばらく口の中にとどまる。
アルコール度数5.5%らしい満足感があり、飲みごたえは文句なし。

スッキリ感は控えめだが、雑味のない重層的な余韻がこのビールの個性を際立たせている。
他社にはなるがSUNTORYの「マスターズドリーム」を彷彿とさせる味の流れに感じた。
量を求めるタイプではなく、“1本で完結できる贅沢さ”がある。
期待を裏切るどころか、想定外に満たされてしまう後味だ。

スプリングバレー 青のラガーの口コミ・評判

味への評価は高く、リピーター予備軍も多い印象。
みなさんは夏っぽく感じた模様。

見た目と味が全然違う。でもこれはこれでめっちゃうまい

ラガーというよりクラフト寄り(スプリングバレー自体クラフトビールだけど)

名前に“青”の通り爽快感。でも味はしっかり飲み応えあり

Hオカ
Hオカ

爽やかさを連想させるネーミングとは裏腹に、深いコクと厚みある甘み、泡と香りの完成度、飲みごたえと余韻まで整った重厚クラフト系ラガーに仕上がっている。

スプリングバレー 青のラガーがおすすめの人やシーン

OKのジェスチャー
  • 軽快さよりもコクと香ばしさを求めるビール好き
  • 夏でもしっかり味わえる一本を探している人
  • マスターズドリーム系の重厚路線が好きな人
  • 名前と中身のギャップにニヤリとできる“ビール通”なあなた

まとめ:名前とギャップに驚け、濃厚で芳醇な“青じゃない”ラガー

キリン スプリングバレー 青のラガーは、名前に反して“重めの旨いラガー”。

ネーミングで爽やか系を期待すると裏切られるが、飲めばその完成度に納得する。

泡は繊細、香りは多層的、味はカラメルのように濃厚。
1本でしっかり満たされる。青じゃない?
それがどうした。
名前を気にせず飲めば、きっと好きになる“ギャップ萌え系ビール”の代表格だ。

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