ヘイジーIPAと日本酒酵母、それだけで肩透かし級の組み合わせなのに、さらに「酒粕」をぶち込んできたこのビール。
正直、缶で900円オーバー(税込)は「いやいやいや…」と身構える価格帯だ。
だが、飲んでみるとその身構えがバカバカしくなるほど濃厚で複雑な味わいが飛び込んでくる。
フルーツジュースのような見た目とは裏腹に、香りも味わいもぶっとくて、ただの“フルーツIPA”とは一線を画する。
これは雑に飲むビールではない。

2026年が始まったな。今年もよろしく。
新年一発目に、酒粕を使ったビールとは縁起が良いな。

1缶900円は流石に普段使いはできないけど、買う価値ありだな。
2026年もマイペースで更新していくよ。
伊勢角屋麦酒 酒粕ヘイジーIPA 作(SAKEKASU Hazy IPA ZAKU) の商品情報
| 画像 | ![]() | |
| 商品名 | 酒粕Hazy IPA 作 | |
| 発売日 | – | |
| 品目 | 発泡酒(麦芽使用率50%以上) | |
| 原材料 | 大麦麦芽(外国製造)、小麦麦芽、米、小麦、オーツ麦、ホップ、糖類、酒粕 | |
| 内容量 | 350ml | |
| アルコール度数 | 6.5% | |
| 純アルコール量(350mlあたり) | – | |
| 成分 100mlあたり | エネルギー | – |
| たんぱく質 | – | |
| 脂質 | – | |
| 炭水化物 | – | |
| 糖質 | – | |
| 食物繊維 | – | |
| 食塩相当量 | – | |
| プリン体 | – | |
| 缶の形状 | – | |
| 購入したお店 | 兵庫県内の阪神百貨店 | |
| 値段 | 913円(税込) | |
清水清三郎商店を代表するブランドが「作(ざく)」シリーズ。
「作」は平成11年ごろに全国市場向けに立ち上げられたブランドで、丁寧で小規模な仕込みによる高品質な日本酒が特徴。様々な特別純米、純米吟醸、純米大吟醸など幅広いラインナップがあり、香り高く透明感のある味わいで人気がある。その品質は国内外の品評会で多数受賞するほど高く評価されており、SAKE COMPETITIONなどでも上位に入賞している。
酒造メーカー
名称:清水清三郎商店株式会社(Shimizu Seizaburo Shoten Ltd.)
所在地:三重県鈴鹿市若松東
創業:1869年(明治2年)※現在の法人としては1952年設立
代表銘柄:「作(ざく)」シリーズなど
事業内容:日本酒の製造・販売
ホームページ
伊勢角屋麦酒 酒粕ヘイジーIPA 作(SAKEKASU Hazy IPA ZAKU)の実飲レビュー
缶を開けると華やかなアロマが一気に広がり、「これ雑味じゃない?」と思うほど香りがブワッと立つ。
見た目は濁りまくったトロピカルジュース色で、果汁入り発泡酒のノリ。
だがグラスを嗅ぎ、口に運ぶごとに“ただのフルーツIPA”ではないことがわかる。
IPAらしい苦味、酸味、そして酒粕酵母由来のまろやかさが共存していて、リッチで重層的な体験を提供する。
価格にビビる前に、まず香りと味に心を奪われるだろう。






色・見た目
注いだ瞬間、思わず二度見するほど濁りの強い黄金色。
グレープフルーツジュースやパインジュースのようで、指先はまったく見えない。
ヘイジーIPAではよく見る濁りだが、ここまで濃厚なカクテル色のものは稀だ。
見るからに「フルーツ感満載」と思わせるが、これが侮れない。
一瞬ビールと気づかない人もいるだろう。
しかし、この色は単なる見た目の楽しさだけじゃなく、味わいの複雑性を示すサインでもある。
視覚で既に満足感を与えてくる。
泡立ち
泡はクリーミーなタイプで立ち上がりこそ控えめだが、保持性はかなり高い。
注いだ直後はふわっとした泡が顔を出し、時間経過後も綺麗に層を残す。
フルーツビールにありがちなすぐ消える泡とは一線を画しており、少なめながら確かな存在感のある泡だ。
クラフト系らしさがしっかり演出されており、泡の質だけでも“ちゃんとした造り”だと納得できる。
泡を楽しみながら香りを引き立ててくれる点は高評価だ。
香り
缶を開けた瞬間からトロピカルな香りが一気に広がる。
一般的なヘイジーIPAがパッションフルーツやマンゴーを思わせる香りなら、本作はそれらに加えて“複雑さ”がある。
日本酒酵母(BMK3)の効果か、吟醸香のようなフルーティさが混ざり、単なるIPA以上のアロマ体験を提供する。
香りの強さは、正直「フルーツビールなんて…」と舐めてかかっていた過去の自分を叩き起こすレベル。
缶開けただけでグラス一杯飲んだ気になるほど、香りの情報量が豊富だ。
味


口に含むと、まずIPAらしい苦味と酸味が鋭く立ちあがるが、すぐに酒粕酵母由来のまろやかさと甘みが滑らかに追随する。このまったりずっしりとした味わいが、ただのヘイジーIPAとは一線を画す。
酒粕由来のニュアンスは“上品さ”として機能し、苦味と酸味とのバランスを取る役割を果たしている。
キレで終わるのではなく、味の輪郭が最後までしっかり残る構成だ。
ここまで複雑で、かつ上質にまとまった味わいの発泡酒はあまり出会わない。
後味・余韻
意外にも最初の印象は軽やかで驚く。きっちり苦味と酸味は残るものの、飲みやすさが強い。
フルーツ由来の酸っぱさと日本酒酵母由来の甘さが同居しながら消えていき、時間をかけてじんわりと余韻として残るタイプだ。
しかし、軽やかと言いつつもアルコール度数6.5%のパワーを舐めてはいけない。
ゴクゴクと飲めてしまう代わりにずっしりとした飲みごたえが後になって顔をだす。
イベントでの一杯としても、じっくり味わう一杯としても成立する懐の深さを持つ。
伊勢角屋麦酒 酒粕ヘイジーIPA 作(SAKEKASU Hazy IPA ZAKU)の口コミ・評判
ネット上では「フルーツIPAなのに深い」「酒粕酵母が効いていて上品」「価格なりの価値がある」と高評価多数。

フルーツ感はあるけどビールとして立ってる

香りが強くて最初からワクワクする

値段は高いけど満足度は確かにある

色は濁りまくり、泡はクリーミー、香りは猛烈、味は苦味と甘味がせめぎ合い、後味は軽やか――900円オーバーという値段にビビりましたが、飲み終えた後には「これだけ複雑なら納得」と思わせる、香味の豊かさと余韻の深みを両立したスペシャルIPAでした。
伊勢角屋麦酒 酒粕ヘイジーIPA 作(SAKEKASU Hazy IPA ZAKU)がおすすめの人やシーン

まとめ:酒粕を使った複雑な発泡酒、一見の価値あり

見た目はジュース色、香りは爆発、味は重層的。
酒粕とIPAという一見異色の組み合わせを、これでもかと楽しませてくれる一本だ。
普段使いには躊躇する価格だが、「イベント用」「ご褒美用」としては十二分に価値がある。
ヤッホーブルーイングや地ビールしか知らない人にも、ぜひ体験してほしいタイプのビールだ。


