2025年11月11日(火)ファミリーマート限定発売。
また出たな、ファミマ限定の“あのシリーズ”。
サッポロの「ビアサプライズ」は、コンビニ限定とは思えないほど毎回完成度が高く、ビール好きの間ではちょっとしたお祭りだ。
今回のテーマは「至福のコク」。名前からして魅惑的だ。
麦芽1.5倍、3段階ホップ投入、そしてファインアロマホップの贅沢使用。
ファミマにしては罪深すぎるこの挑戦、果たして“至福”か、それとも“暴走”か。

毎回このシリーズは尖っていて美味しいな。

うむ。
今年もコクが溢れてた。
サッポロビアサプライズ 至福のコクの商品情報
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| 画像 | ![]() | |
| 商品名 | ビアサプライズ至福のコク (2025年版) | |
| 発売日 | 2025年11月11日(火) | |
| 品目 | 生ビール | |
| 原材料 | 麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ | |
| 内容量 | 350ml | |
| アルコール度数 | 6% | |
| 純アルコール量(350mlあたり) | 16.8g | |
| 成分 100mlあたり | エネルギー | 50kcal |
| たんぱく質 | 0.6g | |
| 脂質 | 0g | |
| 炭水化物 | 3.6g | |
| 糖質 | 3.5g | |
| 食物繊維 | 0~0.2g | |
| 食塩相当量 | 0g | |
| プリン体 | 約13mg | |
| 缶の形状 | ツルツル | |
| 購入したお店 | 兵庫県内のファミリーマート | |
| 値段 | 350ml 237円(税込) 500ml 311円(税込) | |
「ザーツ(Saaz)」はホップの品種名であり、同時に産地名。
チェコ語では「Žatec(ジャテツ)」と呼ばれ、ボヘミア地方の西部に位置する世界最古級のホップ産地。
ここで育てられたホップが「Saazホップ」――英語では「Saaz hops」、正式には「Saaz Fine Aroma Hop」と表記される。
この地域の冷涼な気候・粘土質の土壌・長い栽培歴が、独特のアロマを生み出す。
ユネスコの無形文化遺産にも登録されたほど、歴史的にも文化的にも価値のあるホップである。
ザーツホップの特徴
分類: ノーブルホップ(欧州伝統の上品な香り系)
原産国: チェコ共和国(Žatec地方)
アルファ酸(苦味成分): 約3〜5%と低め
ベータ酸: 約4〜6%
香りの特徴
- ハーバル(草・ハーブ系)
- スパイシー(白胡椒のような穏やかな刺激)
- フローラル(白い花のような香り)
- 土っぽさ(アーシーさ)があり、落ち着いた印象
味わいの特徴
- 苦味は穏やかで“まろやか”
- 香りが主役で、キレとクリーンさを両立
- 「ピルスナー=爽快で香り高い」印象を作り出した立役者
つまり、ザーツは派手さよりも気品。
口に含むと、苦味がスッと消えて、花と草の香りがやさしく余韻に残る。


サッポロビアサプライズ 至福のコクの実飲レビュー
限定販売の常連ブランド“ビアサプライズ”。
今回は「麦のコク」に全振りした一杯。
飲む前からもう「濃いぞ」と言わんばかりのアンバー色の缶デザインが主張してくる。
さっそくグラスへ。トクトクトク・・・。







色・見た目
グラスに注ぐと、黄金色に赤みを帯びた美しいアンバーカラー。
光にかざすと濃い麦の粒子を想起させるような深みがあり、透明度も高く、まさに“飲む宝石”。
デザインと中身がしっかりリンクしており、視覚的にも完成度が高い。
いわゆる「冬仕様ビール」の見た目そのもので、濃厚さが伝わってくる。
見た瞬間に“ただ者ではない”とわかる迫力。
泡立ち
泡はやや粗めだが、立ち上がりは良好。
注ぎ直後は勢いよく盛り上がり、グラス上部をしっかり覆う。
保持性もそこそこで、飲み進めても軽く残るのが好印象。繊細というよりは“野性的”。
その雑味のある泡が、このビールのキャラクターを際立たせている。
見た目だけならクラフト系ビールにも引けを取らない。粗さの裏にパワーがある、そんな泡立ちだ。
香り
麦芽の香ばしさと甘みを帯びたアロマが濃厚に広がる。
3段ホップ投入の効果か、奥行きのある香りが鼻腔を包み込む。
華やかさよりも深み重視で、まるで焼きたてのトーストのような芳ばしさ。
ほのかに甘ったるい印象もあり、“ビターキャラメル系”の香りに近い。
リッチで、大人向けの余裕を感じる。
夜の静かな時間にゆっくり嗅ぎたくなる香りだ。
味


一口目からズドンとくる麦の濃さ。
酸味・苦味・甘みが見事に絡み合い、まさに「コク」に全振りした味設計。
副原料不使用ゆえのストレートな麦の旨味が前面に出ており、舌に重たく残る。
あえて言えば、少し甘みが勝ちすぎて“くどい”と感じる人もいそうだが、濃いビール好きにはこの濃度がたまらない。
香りと味の一体感が抜群で、官能的という表現も納得。
後味・余韻
余韻は長く、甘みを残しながら静かにフェードアウト。
苦味が抑えめなので飲みやすく、6%を保持するアルコール感もいくぶん柔らかく感じる。
喉を抜けたあとにふわっと麦の甘さが再び戻ってくる。
この“再訪する甘み”が中毒性を生む。
軽快なキレとは無縁だが、その分しっかりした満足感が残る。
女性にも受けそうな優しさを持ちつつ、濃厚好きにも刺さる絶妙な仕上がり。
飲み終えたあとに思わず「うまかった」と呟く一杯だ。
🔻ちょっと評価上げました
サッポロビアサプライズ 至福のコクの口コミ・評判
SNS上では「ファミマで買えるのが信じられないレベル」との声が多く、ビアサプライズシリーズの中でも人気が高い。

麦の香ばしさがエグい。飲み応えあり

コクが深いけど甘すぎない。夜に合う

ファミマ限定ってずるい。

色は濃厚、泡は力強く、香りはリッチ。
味は麦の旨みが暴発し、後味は長く官能的。
確かに“至福”と呼ぶにふさわしい完成度。
若干の甘さ過多はあるものの、ここまで深い味を出せるのはサッポロの技術力の証。
ファミマ限定という入手難度も相まって、“出会えたら勝ち”な一缶。
個人的にはこれまでの缶のデザインの方がよかった。
味とフォントのイメージが噛み合っていない気がするのは気のせい?
サッポロビアサプライズ 至福のコクがおすすめの人やシーン

まとめ:コンビニ限定の皮を被った“麦の怪物”

「サッポロ ビアサプライズ 至福のコク」は、名前負けしない“濃厚の極み”。
甘みと香ばしさが共存し、飲み応えはまさに至福。
派手さではなく、麦の力強さで勝負する大人の一本だ。
コンビニの棚でふと見つけたら、それは小さな奇跡。
ためらわず手に取るべし。
冬の夜を豊かにする“ファミマ限定の隠れ名品”である。


