レッドアイといえばビアカクテルの定番ですが、アサヒのこの缶タイプはまったくの別物。
ジュースっぽい?
いや、しっかりビールのコクもある。
でも苦くない。
これは“好き嫌い”ではなく、“一度は飲んでみるべき”異色の一杯です。

非常に飲みやすかったみたいだな。

うむ。トマトに偏りすぎることなく、美味しくバランスよくまとまっていると思う。
アサヒ レッドアイの商品情報
商品名 | ![]() | |
レッドアイ | ||
原材料 | 麦芽、麦芽エキス、ホップ、大麦、米、コーン、スターチ、糖類、トマト果汁(国内製造)、レモン果汁、酵母エキス、食物繊維、大豆たんぱく/香料、酸味料、野菜色素 | |
アルコール度数 | 3.0% | |
純アルコール量 (350mlあたり) | 8.4% | |
成分 350mLあたり | エネルギー | 3% |
たんぱく質 | 0g | |
脂質 | 0g | |
炭水化物 | 2.8g | |
-糖質 | 2.6g | |
-食物繊維 | 2.6g | |
食塩相当量 | 0~0.8g | |
プリン体 | 0~0.05g | |
缶の形状 | ツルツル | |
購入したお店 | 兵庫県内のAEON FOOD STYLE | |
購入した値段 | 350ml 229円(税込) |
レッドアイ(Red Eye)は、ビールとトマトジュースを混ぜたカクテルで、世界的に知られるビアカクテルの一種。
レッドアイの歴史・発祥
レッドアイの発祥にはいくつかの説がありますが、正確な起源は明確ではない。
ただし、以下の2つのルーツがよく語られている。
1. アメリカ発祥説
アメリカでは「ブランディッド・トマトビール」や「ミシェラーダ」など、ビールとトマトジュース、スパイスを混ぜたドリンクが昔から存在しており、レッドアイもその流れを汲むと考えられている。
特に二日酔い(hangover)対策として飲まれることが多く、トマトの栄養素とビールの炭酸で体をしゃきっとさせる効果が期待されていた。
2. 映画『レッド・アイ』による広まり(日本)
日本では1980年代頃から飲まれるようになり、その名を一躍有名にしたのが、1988年の映画『レッド・アイ』(日本未公開)だという説もある。
ただし、日本におけるレッドアイの普及には、KAGOMEとビールメーカーとのコラボ商品(この商品)が大きく影響している。
レッドアイの特徴
- 材料:基本はビールとトマトジュース(1:1や2:1など)
- 味わい:ビールの苦味にトマトの酸味と甘みが加わり、まろやかでスッキリとした味に
- 色合い:赤みがかったオレンジ色(レッドアイの名前の由来)
- アルコール度数:通常のビールよりやや薄まる(トマトジュースで割るため)
豆知識・トリビア
- 名前の由来:「Red Eye(赤い目)」は、寝不足や二日酔いで目が充血する様子を表しており、二日酔い対策のドリンクとして親しまれていたことに由来。
- 朝酒文化との関係:アメリカでは「ブランチカクテル」として、朝に飲まれることも多く、「ブラッディ・マリー」のビール版とも言われる。
- KAGOMEとの関係(日本):日本のアサヒビールがKAGOMEと提携し、1990年代から「レッドアイ」缶商品を展開。KAGOMEのトマトを1個分使用している点がセールスポイント。
- ノンアル版も登場:ビールテイスト飲料とトマトジュースを組み合わせた、ノンアルコール・レッドアイも各社から登場している。
アサヒ レッドアイの実飲レビュー
「野菜ジュースみたい」とナメてかかるとビックリする。
アルコール3.0%と軽めの設定なのに、味も香りもパンチがあります。
缶の裏面にも書いていますが、飲む前はしっかり缶を振りましょう。
トマト果汁が沈殿しています。







色・見た目
グラスに注いだ瞬間、思わず目を奪われるのがその鮮やかな赤色。
いちごゼリーやトマトピューレのような深い赤で、透明感はほとんどなく、濁りも強いため指先は全く見えない。
まるでビールではなく、濃厚なジュースやスムージーのようなルックス。
泡立ち
泡は粗めで立ち上がりは非常に控えめ。
勢いよく注いでもあまりモコモコとは立たず、すぐにスーッと消えてしまう。
保持性も低く、表面にほんのわずかに泡の層が残る程度。
一般的なビールのようなクリーミーな泡や持続性を期待するとがっかりするかもしれないが、そもそもレッドアイは「泡を楽しむ」タイプではないと割り切れば許容範囲。
ビールらしい泡を求める人には向かないが、泡に頼らず味で勝負してくるビアカクテル。
香り
一気に広がるのは濃厚なトマトの香り。
しかもカゴメらしい“甘みのあるトマト”の匂いで、青臭さやクセは抑えられている。
麦芽やホップの香りは全く感じず、ビールの面影はゼロ。
しかしながら、野菜ジュース好きにはたまらない濃度と奥行きがある。
ジュースのようでいて、ふわりとアルコール感も感じられ、酒としての立ち位置はしっかりしている。
ビール好きには戸惑いもあるが、香りの段階で「いけるかも」と思わせてくれる絶妙な仕上がりになっている。
味


味わいはまさに“濃厚トマト”。
酸味と甘みのバランスが良く、ジュース感はあるがしっかりアルコールも感じる。
苦味はほとんどなく、3.0%という軽めの度数も相まって非常に飲みやすい。
ただ“軽い”だけでは終わらず、飲み口の奥にコクがあり、単なるチューハイやサワーとも違う、クラフト感のある仕上がり。トマト嫌いでなければ問題なく飲める。
後味・余韻
後味は軽やかで、トマトの甘みと香りがふわっと残る。
濃厚な飲み口からは想像できないほどのすっきり感があり、喉を通った後に嫌な重たさが残らないのが好印象。
トマトジュースのようなドロッとした重みは少なく、むしろ清涼感さえあるのが不思議。
アルコールの強さもなく、食中酒というより単体でちびちび楽しむのに向いている。
余韻にしつこさがないため、トマトが苦手な人でも「これはアリかも」と思わせる一杯です。
アサヒ レッドアイの口コミ・評判
SNSでは「意外と飲める」「トマト嫌いでもOK」と評価する声多数。

野菜ジュースが好きなら間違いなくハマる。クセになる。(Xより)

トマトジュースが苦手だったけど、これは飲めた。(レビューサイト)

飲みやすいけど、ビールではなく、カクテルね。もっと度数があればいいな。(ECサイト)

ビールとは思えない赤い見た目、泡立ちのなさ、トマト100%の香りに最初は戸惑ったけど、飲み進めるうちに「これはこれでアリ」と納得。
苦みがない分飲みやすく、甘み・酸味のバランスもよく、意外な完成度に驚き。
レッドアイはちょっと・・・と飲まなかった人にもおすすめ。
さすが有名メーカーKAGOME、飲みやすさをありがとう★
アサヒ レッドアイがおすすめの人やシーン

まとめ:トマトジュースが主役。でも酒として成立している異端の一本

「ビールを飲むぞ!」というテンションではなく、「今日は変わり種に挑戦するか」くらいの気持ちで手に取るべき一本。
トマトが主役で、ビール要素は極薄。でもなぜか物足りなさはない。
クセが少なくて飲みやすく、ハマる人はリピーターになるかも。
冷蔵庫に1本あっても損はないタイプ。