2025年10月21日(火)発売。
寒さが深まると、自然と飲みたくなる“あの青い缶”。そう、サッポロの冬物語だ。
1988年から続くこのシリーズは、まさに日本の冬の風物詩。
派手さはないが、毎年飲むとホッとする。この「変わらなさ」こそが魅力だろう。
2025年版は小麦麦芽を一部使用し、ザーツ産ホップで香りとコクを強化。
果たして今年の冬物語は、“懐かしさ”に甘んじず進化しているのか、しっかり確かめてみた。

秋は、キリンの秋味、冬はサッポロの冬物語ってか。

どちらも30年以上続いている人気シリーズだね。
サッポロ冬物語2025の商品情報
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| 画像 | ![]() | |
| 商品名 | 冬物語2025 | |
| 発売日 | 2025年10月21日(火) | |
| 品目 | 生ビール(非熱処理) | |
| 原材料 | 麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))(大麦麦芽、小麦麦芽)、ホップ、米、コーン、スターチ | |
| 内容量 | 350ml | |
| アルコール度数 | 5.5% | |
| 純アルコール量(350mlあたり) | 15.4g | |
| 成分 100mlあたり | エネルギー | 46kcal |
| たんぱく質 | 0.4g | |
| 脂質 | 0g | |
| 炭水化物 | 3.4g | |
| 糖質 | 3.3g | |
| 食物繊維 | 0~0.2g | |
| 食塩相当量 | 0g | |
| プリン体 | 約7.8mg | |
| 缶の形状 | ツルツル | |
| 購入したお店 | 兵庫県内のやまや | |
| 値段 | 350ml 206円(税込) | |
小麦を発芽・乾燥させた麦芽で、主に白ビール(ヴァイツェン、ウィットなど)に使われます。
見た目も味も、やさしくて滑らかな印象を生むタイプです。
🔻特徴🔻
- タンパク質が多く、泡立ち・泡持ちが非常に良い
- 味わいは柔らかく、まろやかでクリーミー
- 酸味やフルーティな香りを引き出しやすい
- 濁り(ヘイズ)が出やすく、白く霞んだ見た目になる
- 大麦よりもグルテンが多いため、のど越しがやや“もちっと”した印象
🔻代表的なスタイル🔻
ヴァイツェン(ドイツ)、ベルジャンホワイト(ベルギー)、アメリカンウィートなど。
バナナやクローブの香り(酵母との組み合わせによる)と相まって、やわらかい印象のビールになります。
サッポロ冬物語2025の実飲レビュー
発売38年目を迎えた冬物語。長寿シリーズの貫禄を感じつつ、今年の“冬味”をチェックしていこう。







色・見た目
まず注いでみると、透明度の高い黄金色。
まさに「冬物語」らしい正統派のビールカラーだ。
濃さはそれほどなく、指先がはっきりと見えるほどクリア。
ラガータイプらしい軽やかさが見た目から伝わる。
派手さや変化球はなく、まさに“これぞ冬のラガー”。
余計な濁りがないことで、キリッと冷えたグラスの中で光を反射し、見ているだけで冬の冷たい空気を感じる美しさがある。
泡立ち
泡立ちは中程度。
立ち上がり、きめ細かさ、保持性、いずれも「平均点以上・満点未満」といった印象。
真新しさはないが、しっかり“安心できる泡”。
飲み進めても泡がすぐに消えないので、食事との相性も良い。
クリーミーさは控えめだが、軽く口に触れる感覚が心地いい。
派手ではないが、これが「冬物語」のスタンダード。
どこまでも“いつもの美味しさ”を保っている。
香り
香りを嗅ぐと、麦芽の甘い香りがふんわりと広がる。
その中に、副原料由来のやわらかな甘さと、ホップの上品な香りがバランスよく共存。
しっかり主張しているのに、決して押し付けがましくない。
まるで暖炉のそばで立ち上がる湯気のような、穏やかで温かみのあるアロマだ。
冬を感じさせる香りの“まったり感”が見事に再現されている。
味


口に含むと、まず酸味と苦味がほどよく融合し、続いて麦芽の香ばしさと甘みが広がる。
まろやかさがしっかりありながらも、全体はスッキリ。
重たくないのにコクがある、まさに“冬の中庸”といった味わいだ。
飲みやすさ重視のビールが多い中で、冬物語はしっかり味を残してくれる。
食中酒としても優秀で、鍋物や焼き魚と合わせても邪魔をしない。
この安定感、さすが老舗の冬限定だ。
後味・余韻
後味はすっきりとキレがありながら、どこか“ぬくもり”を感じる。
不思議なほど安心感のある余韻だ。
甘みが最後にほんのりと残り、飲み終わった後の満足度が高い。
プレモルのような濃厚さでもなく、キリン秋味のような麦芽押しでもない。
サッポロらしい“硬派な丸み”がある。
キレ・喉ごしともに安定しており、寒い夜にこたつでゆっくり飲むのにぴったりの一杯だ。
あえていうなら、昨年との変化はない。
ただそれがいい。売れてるシリーズなのだから。
サッポロ冬物語2025の口コミ・評判
「冬物語」ファンの声は今年も多く、「やっぱり安定のうまさ」との声が目立つ。派手さはないが、長年の定番としての信頼感が光る。

懐かしい味、やっぱり冬はこれ!

香りが優しくて、鍋に合う

真新しさはないけど、安心感がすごい

色は正統派、香りは上品、味は安定。
全体に派手さはないが、完成度の高さと“安心の味”が際立つ。
香ばしさと甘み、キレの三拍子が整った冬限定のスタンダード。
38年続く理由がわかる一本です。
サッポロ冬物語2025がおすすめの人やシーン

まとめ:変わらないから、冬に帰ってきたくなる

「サッポロ 冬物語2025」は、派手な個性こそないが、“帰ってきた安心感”がある。
小麦麦芽のまろやかさとザーツホップの上品な香りが、冬の食卓を優しく包み込む。
飲みながらふと、“ああ、今年も冬が来たな”と感じさせてくれる一本。
変化よりも伝統を貫くその姿勢が、結局は一番心に沁みる。
冬を語るなら、やっぱりこのビールだ。



