最終更新:2025-10-27|【サッポロ冬物語2025レビュー】安心と伝統の“冬のど定番”が今年もやってきた

【サッポロ冬物語2025レビュー】安心と伝統の“冬のど定番”が今年もやってきた

2025年10月21日(火)発売。

寒さが深まると、自然と飲みたくなる“あの青い缶”。そう、サッポロの冬物語だ。

1988年から続くこのシリーズは、まさに日本の冬の風物詩。
派手さはないが、毎年飲むとホッとする。この「変わらなさ」こそが魅力だろう。

2025年版は小麦麦芽を一部使用し、ザーツ産ホップで香りとコクを強化。
果たして今年の冬物語は、“懐かしさ”に甘んじず進化しているのか、しっかり確かめてみた。

お酒たち
お酒たち

秋は、キリンの秋味、冬はサッポロの冬物語ってか。

Hオカ
Hオカ

どちらも30年以上続いている人気シリーズだね。

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サッポロ冬物語2025の商品情報

🔻CLICKで開きます!

画像
商品名冬物語2025
発売日2025年10月21日(火)
品目生ビール(非熱処理)
原材料麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))(大麦麦芽、小麦麦芽)、ホップ、米、コーン、スターチ
内容量350ml
アルコール度数5.5%
純アルコール量(350mlあたり)15.4g
成分
100mlあたり
エネルギー46kcal
たんぱく質0.4g
脂質0g
炭水化物3.4g
糖質3.3g
食物繊維0~0.2g
食塩相当量0g
プリン体約7.8mg
缶の形状ツルツル
購入したお店兵庫県内のやまや
値段350ml 206円(税込)

小麦麦芽の特徴

小麦を発芽・乾燥させた麦芽で、主に白ビール(ヴァイツェン、ウィットなど)に使われます。
見た目も味も、やさしくて滑らかな印象を生むタイプです。

🔻特徴🔻

  • タンパク質が多く、泡立ち・泡持ちが非常に良い
  • 味わいは柔らかく、まろやかでクリーミー
  • 酸味やフルーティな香りを引き出しやすい
  • 濁り(ヘイズ)が出やすく、白く霞んだ見た目になる
  • 大麦よりもグルテンが多いため、のど越しがやや“もちっと”した印象

🔻代表的なスタイル🔻
ヴァイツェン(ドイツ)、ベルジャンホワイト(ベルギー)、アメリカンウィートなど。
バナナやクローブの香り(酵母との組み合わせによる)と相まって、やわらかい印象のビールになります。

サッポロ冬物語2025の実飲レビュー

発売38年目を迎えた冬物語。長寿シリーズの貫禄を感じつつ、今年の“冬味”をチェックしていこう。

色・見た目

まず注いでみると、透明度の高い黄金色。
まさに「冬物語」らしい正統派のビールカラーだ。

濃さはそれほどなく、指先がはっきりと見えるほどクリア。
ラガータイプらしい軽やかさが見た目から伝わる。

派手さや変化球はなく、まさに“これぞ冬のラガー”。
余計な濁りがないことで、キリッと冷えたグラスの中で光を反射し、見ているだけで冬の冷たい空気を感じる美しさがある。

泡立ち

泡立ちは中程度。
立ち上がり、きめ細かさ、保持性、いずれも「平均点以上・満点未満」といった印象。
真新しさはないが、しっかり“安心できる泡”。
飲み進めても泡がすぐに消えないので、食事との相性も良い。

クリーミーさは控えめだが、軽く口に触れる感覚が心地いい。
派手ではないが、これが「冬物語」のスタンダード。
どこまでも“いつもの美味しさ”を保っている。

香り

香りを嗅ぐと、麦芽の甘い香りがふんわりと広がる。
その中に、副原料由来のやわらかな甘さと、ホップの上品な香りがバランスよく共存。

しっかり主張しているのに、決して押し付けがましくない。
まるで暖炉のそばで立ち上がる湯気のような、穏やかで温かみのあるアロマだ。
冬を感じさせる香りの“まったり感”が見事に再現されている。

口に含むと、まず酸味と苦味がほどよく融合し、続いて麦芽の香ばしさと甘みが広がる。
まろやかさがしっかりありながらも、全体はスッキリ。

重たくないのにコクがある、まさに“冬の中庸”といった味わいだ。

飲みやすさ重視のビールが多い中で、冬物語はしっかり味を残してくれる。
食中酒としても優秀で、鍋物や焼き魚と合わせても邪魔をしない。
この安定感、さすが老舗の冬限定だ。

後味・余韻

後味はすっきりとキレがありながら、どこか“ぬくもり”を感じる。
不思議なほど安心感のある余韻だ。
甘みが最後にほんのりと残り、飲み終わった後の満足度が高い。

プレモルのような濃厚さでもなく、キリン秋味のような麦芽押しでもない。
サッポロらしい“硬派な丸み”がある。
キレ・喉ごしともに安定しており、寒い夜にこたつでゆっくり飲むのにぴったりの一杯だ。

あえていうなら、昨年との変化はない。
ただそれがいい。売れてるシリーズなのだから。

おすすめ度
一度はトライ
1
2
3
4
5
リピ確定

サッポロ冬物語2025の口コミ・評判

「冬物語」ファンの声は今年も多く、「やっぱり安定のうまさ」との声が目立つ。派手さはないが、長年の定番としての信頼感が光る。

懐かしい味、やっぱり冬はこれ!

香りが優しくて、鍋に合う

真新しさはないけど、安心感がすごい

Hオカ
Hオカ

色は正統派、香りは上品、味は安定。
全体に派手さはないが、完成度の高さと“安心の味”が際立つ。
香ばしさと甘み、キレの三拍子が整った冬限定のスタンダード。
38年続く理由がわかる一本です。

サッポロ冬物語2025がおすすめの人やシーン

  • 季節限定ビールの中でも“定番の安定感”を求める人
  • 苦味よりもまろやかさ重視のラガー好き
  • 鍋やおでんなど、冬の食事と合わせたい人
  • 華やかさよりも落ち着いた“日常の贅沢”を楽しみたい人

まとめ:変わらないから、冬に帰ってきたくなる

「サッポロ 冬物語2025」は、派手な個性こそないが、“帰ってきた安心感”がある。

小麦麦芽のまろやかさとザーツホップの上品な香りが、冬の食卓を優しく包み込む。
飲みながらふと、“ああ、今年も冬が来たな”と感じさせてくれる一本。

変化よりも伝統を貫くその姿勢が、結局は一番心に沁みる。
冬を語るなら、やっぱりこのビールだ。

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