キリンが「一番搾り」「晴れ風」に続く第三の柱として放った新ブランド「グッドエール」。
ネーミングもデザインも“陽キャ感”全開で、ビール業界の新風を狙っているのが伝わってくる。
飲む前から「これクラフトビールに寄せてきたな」という印象。
とはいえ、100年以上ビールを作り続けてきたキリンが出す新作。
単なるおしゃれ路線で終わるはずがない。
10/7発売のところ、運よくフラゲできたので
さっそく飲んで、実力を確かめてみました。

お前、一人で「やってくれたな」と叫んでたな。
どういうことだ?

うむ。
大手メーカーで感じたことのないくらいのトロピカルでフルーティーなアロマだったからね。
こんな香りをキリンで出してくれたことに感謝だよ。

なるほどな。
そこまで言うなら早速レビューしてもらおうか。
GOOD ALE(グッドエール)の商品情報
画像 | ![]() | |
発売日 | 2025年10月7日(火) | |
商品名 | GOOD ALE(グッドエール) | |
品目 | ビール | |
原材料 | 麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ | |
内容量 | 350ml | |
アルコール度数 | 5.0% | |
純アルコール量(350mlあたり) | 14.0g | |
成分 100mlあたり | エネルギー | 40kcal |
たんぱく質 | 0.4g | |
脂質 | 0g | |
炭水化物 | 3.1g | |
糖質 | 2.9g | |
食物繊維 | 0〜0.2g | |
食塩相当量 | 0~0.02g | |
プリン体 | – | |
缶の形状 | ツルツル | |
購入したお店 | 兵庫県内のやまや | |
値段 | 350ml 217円(税込) |
【素材】
①希少Cryo Hop®(クライオホップ)
香り成分のルプリンだけを取り出す特殊加工を施したCryo Hop®をキリンビールの 工場で初めて採用し、フルーティさが際立つ味わいを実現。
②3種のアロマホップ
香り高い3種のアロマホップを厳選して使用し、満足感のある味わいを実現。
③麦芽100%
麦のうまみが感じられる、ビールとしての飲みごたえを実現。
【製法】
①ブライトアロマ製法
Cryo Hop®をキリン独自のディップホップ製法で加えてろ過することで、雑味を抑えながらホップの持つフルーティさを存分に引き出す、こだわりの製法。
②エールタイプビール
日本のビールに一般的なラガータイプ(下面発酵)ではなく、エールタイプ(上面発酵)の酵母を採用しました。
GOOD ALE(グッドエール)の実飲レビュー
明るさ・陽気さをもたらすオレンジ色のカラーリングに、特別感のある聖獣麒麟を堂々と配置したデザイン。
オレンジを使った大手メーカーはなかなかなく、色使いからもビールの新境地を期待してしまう。
個人的にはサントリープレモルのようなプルタブ(正式には「ステイオンタブ」というらしい)の色をオレンジに色付けしているのはGood。そのこだわり好きです。
キリンプレミアムビールというだけあって、こだわったのかな・・・







色・見た目
まず見た目は「柔らかクラフト」そのもの。
クリアな黄金色で、派手すぎず優しい印象。
グラスの向こうに指先が見えるくらいの透明感。
良くも悪くも“キリンらしい真面目な造り”。
落ち着いた色合いで、派手さやインパクトはないが安心感はある。
見た目からして「今日も一日おつかれさん」と言われているような穏やかさです。
泡立ち
泡はクリーミーで質は悪くない。立ち上がりは中程度、保持性もそこそこ。
クラフト系のような泡のもっちり感はないが、スーパーでも買えるビールとしては上等。
少し気になったのは、泡が消えた後の寂しさ。
最初の華やかさが一瞬で引いていく感じがして、もう少し粘ってほしい。
でもこの潔さもキリンらしいとも言える。
香り
香りで一気にテンションが上がる。「おいおい、キリンがやってくれたな」と思わず呟くほど。
トロピカルでフルーティーなアロマがしっかり広がり、麦芽の香ばしさよりも果実系の甘さが主役。
フルーティー感満載で、若い層にドンピシャ。
クラフトビールでしか嗅げなかった香りが、ついにキリンから出た。
これだけでも試す価値あり。
味


味は非常にフルーティーで酸味が程よい。苦味は驚くほど控えめで、飲みやすさ重視。
ボディも軽め、悪く言えば「薄いクラフトビール」だが、そこが狙いなのだろう。
メリハリは弱いが、ビール初心者やクラフト未経験者には最適。
飲み疲れしない軽さがあり、トロピカルな香りが後を引く。
キリンラガー派には物足りないが、「晴れ風」好きなら確実にハマる味。
ビールを感じたいなら晴れ風、味変したいならGOOD ALE、選択肢が広がったな、キリン・・・。
後味・余韻
後味は甘みと柔らかさが中心で、苦味はほぼなし。
まるで午後のカフェビールのような軽快さ。休日の昼下がり、日差しを浴びながら飲むには最高。
キレというよりまったりした余韻が残る。
ビールに“刺激”を求める人には退屈だろうが、“癒し”を求める人にはこれ以上ない存在。
グッドエールという名に恥じず、気分をまるくしてくれるビールだ。


GOOD ALE(グッドエール)の口コミ・評判(25-10-7|口コミ追記)
全体的に「香りが良い」「飲みやすい」という声が多く、苦味派からは「軽すぎる」との声も。若年層には好評の傾向。

香りが最高。このクオリティは驚き

本格ビールというよりクラフト寄り。軽くて飲みやすい

苦味が足りないけど、これはこれでアリ。ちょっと飲みたい時にちょうどいい

トロピカルな香りと軽やかな酸味が印象的で、苦味を抑えた“優しいクラフト感”が心地よいです。濃い味ではなく派手さはないですが完成度は高く、キリンの真面目さが出た一杯。キリンのビールが一気に選択肢が増えたような気がしました。
GOOD ALE(グッドエール)がおすすめの人やシーン

まとめ:キリンの“柔らかクラフト路線”がついに完成

キリン GOOD ALE(グッドエール)は、クラフトビール的な香りと大手の安定感をうまく両立したバランス型ビール。
刺激よりも“癒し”を重視した味わいで、飲み疲れせずに楽しめるのが最大の魅力。
トロピカルでフルーティーなアロマは新鮮で、若い層にも刺さる。
ラガーやIPAのような強さはないが、あえて“優しいビール”を貫いた潔さが好印象。
日常にちょっとしたご褒美をくれる、穏やかな新定番です。

